発展から見る今後
人間が生活していく上での探求を繰り返し再編成する中で,カウンセリングの分野では心理的・社会福祉的・教育的・文化的な諸実践が相交わり,人間と社会の変革を統合的に考え,そして社会生活に人間味を付していくことがカウンセリングの課題では無いでしょうか。
そもそもカウンセリングとは軍隊や商業的組織の中で効率よく適応させるための技術として発達してきたものでした。しかし20世紀前半に活躍したロジャーズなる医師は診断や測定よりも過程が大事であることを重視することを提唱してきました。当時良く知られていたフロイトの精神分析学においても見受けられるとおり “人間とは何か”と言う深遠な問題が問われてきたのです。カウンセラーはこれらの人間論と人格論の影響を考慮しつつ,患者を主体として・人間的にとらえる必要我あります。クライアント(患者)を客観的にとらえて操作するのではなく、理解し受け入れることから始める必要があります。。さらにカウンセリングの目指すところは,綜合人間学的実践であるべきです。カウンセリングのこの変化と発達は,人間に関わる学問として必然であるといえます。